相続は、プラスの遺産だけでなく、負債も相続します。
実際に父親のカードローン負債を相続してしまった実際の体験談です。
300万円の債務残高
ずいぶん昔の話になるが、父親が亡くなって相続をすることになった。
ノンバンクのカードローンになんと300万円の債務残高があることが発覚。
大手のノンバンクだと、死亡した場合の保険に入っていて、それでチャラにできることもあるのだが、
その会社はそんな大手ではなかったのもあって、相続した場合返済しなくてはなりません。
借金のほうが多い場合、相続を放棄することができますし、
限定相続といって、マイナスにならない範囲でだけ相続するという方法もあるようですが・・・
手続きとか裁判所が絡んでくるのでいろいろと面倒です。
相続人が複数いた場合などもそうですね。
私の場合、妹が精神病で話してもよく分からないし、遠くにいるしでその点についても困っていました。
また、それに相続を放棄してしまうと、住んでいる家も相続できなくなってしまいます。
かといって、今すぐ家を売って返済なんてのも無理です。
流石に青くなって、ヒア汗も出ましたが・・・
色々調べていると、なんと、銀行の定期預金が300万円はいってしました。
「おお、これで返済できる!」と一安心。
しかし、なぜ定期のほうがはるかに、もらえる利息が少なくて、カードローンのほうが支払う利息が多くなるというのに・・・
返済しないで、枠内でなんども利用していたのか・・・親父の考えは全く理解できませんでした。
まっとりあえず、考えても仕方がなかったので、定期預金を解約して、さっさと返済しようと考えました。
金利が18%もついていたので、ほっといたらどんどん利息が付いて行ってしまいます。
凍結されていて引き出せない
引き出して返済しようと思ったら、銀行は軽義認が死亡すると、口座を凍結してしまいます。
なので、相続人全員の印鑑証明とか、死亡診断書とか、いろいろな書類がないと、
定期預金を解約できない状態になっていたのです。
兄弟たちは、みなん遠くに住んでいるし、忙しいしで、書類を集めたりするのは時間がかかりそうでしたし・・・
親父の借金のこともきちんと話さなければならないしで、何カ月もかかりそうな感じでした。
そのため、これは、金利をどんどんつけてしまうより、安い金利でほかで借りていったん返済してしまったほうがよさそうと
考えて、自分の定期200万円と、銀行でカードローンを作って100万円をかりました。
金利は6%ぐらいだったので、3分の1ほどになり、100万円分ぐらいだったので、たった数カ月とはいえ、
ノンバンクで借りたままにしておくより、借り換えてしまったほうがお得だと考えました。
相続でも借金は返せる
預金は引き出せませんが、象続人一人でも、とくに必要書類などなく返済はできました。
まあ、そういうものですね、返してもらう分には誰からお金を返してもらおうといいわけですからね。
その後、結局定期の引き出しまで、4カ月ぐらいかかってしまいましたので、
全体からたかが数万浮いた程度ですが、それでその数万て、普段の生活から考えれば大きなお金です。
さっさと借り換えてというか、自分にしてみれば、新規に借りただけですが、返済を先にしてしまった良かったと思いました。
まあ気分的にも債務はさっさと減らした方がいいですからね。