給付型奨学金も2021年から使えるようになりますね。
それはそれでありがたいのですが、授業料は年70万円までですので、なかなかこれで全部補える大学は少ないでしょうし、
諸作制限があるので、限度額一杯もらえる対象は少ないのが現状です。
また理系では授業料全額には全然足りないですし、そのた施設費や教材費など色々含めるととても雇用無しでと言う訳にはいかないのが現状であり、
どうしたって返済型の奨学金や教育ローンは必要になってきます。
民間の教育ローンとカードローンの比較
教育ローンは使途が制限された目的のある融資なので、金利で比較すれば、一般的な銀行のカードローンより有利です。
ですので、特に理由がなければ、教育ローンで受けている融資をわざわざカードローンに借り換えるメリットはありません。
まずは金利で比較してみましょう。
三井住友銀行のローン金利
ローン | 融資利率(変動金利型) |
---|---|
教育ローン(有担保型) | 年 2.975% |
教育ローン(無担保型) | 年 3.475% |
カードローン300万円超400万円以下 | 年 7.0%~年 8.0% |
カードローン200万円超300万円以下 | 年 8.0%~年 10.0% |
その他の銀行の教育ローン金利
教育ローン | 項目名2 |
---|---|
千葉銀行スーパー教育ローン | 2.20% ~ 2.40% |
常陽銀行教育ローン学援生活 | 2.200% ~ 3.975% |
横浜銀行教育ローン | 2.10% ~ 3.45% |
こうしてみると銀行の教育ローンの金利は、2%~3%である事が一般的です。
信用金庫やJAバンクでは1%台のところもあります。
カードローンは7%~8%が普通なので、やはり単純に利息を返す分を考えれば、教育ローンの方が有利です。
ですから、普通は教育ローンを借り換えてカードローンで返済するというのは普通はあり得ないでしょう。
ただし、返済期間が迫っていて返せないなどの場合以外に、金利が高くても返済期間を長くして、月の返済額を減らすということはあり得なくもありません。
また借り換えではなく、教育ローンの不足分を補うという形ではもカードローンを作っておく方がおすすめです。
なぜならば、教育ローンは金利が低い分、使途として使える目的が決まっているからです。
しかし学生時代はその使途意外にも急にお金が必要になることがあります。
そんな場合には使うことができませんし、また使ってしまったとしたら、本来必要な教育費用が足りなくなってしまうこともあり得ます。
教育ローン場合は最初に必要な金額を借りて、後は返済するだけというのか普通なので、追加で借りるというのはできません。
「カードローン型」の教育ローンというのも用意している銀行もありますが、それも最初に融資額を決めて借りる訳ですから、枠以上に借りることはできませんし、
限度額を上げればそれだけ審査も厳しくなってしまいます。
教育ローンのデメリット
教育ローンには借りる時のデメリットとして、一般的なカードローンよりも審査が厳しいという点があります。
融資が実際にされるまで時間もかかるので、その間に入学金など、期限があるお金がすぐに必要になった場合に間に合わない場合もあります。
銀行の教育ローンの場合、入学金、授業料、学用品の購入、部活動の費用、予備校の費用など、比較的使途は広いですが、
一人暮らしで病気をしてバイトに行けなくなり家賃や生活資金が厳しいので使ったりとか、パソコが壊れてしまったので新調したいとか、
学業に必要だけれども、ちょっと外れた範囲である場合は原則は使用することができません。
このようにな場合に備えたいのであれば、普通のカードローンも作っておく方がいいと思います。