脱サラ農業は魅力だがそんなに簡単じゃない:独立開業情報ブログ|独立開業・起業のための情報館

脱サラ農業は魅力だがそんなに簡単じゃない

団塊世代の人が脱サラして農の道へ進むケースはよく耳にします。


ずっと30年以上家族と会社のために身を粉にして働いてきて、そろそろ定年も迎えるし、さて、その後どうしよう、あるいは、数字だけを追いかける吾が人生、これでほんとにいいのか・・・・こういった迷いは誰でも一度はかんがえることではないでしょうか?


ある方に聞くとこんな、答えが返ってきましたので、参考に耳を傾けて見てください。
特に、農業で独立したいと思っている方には重要なお話です。

実はわたしは脱サラ族とは全く逆の道を歩みました。18年間農業一筋で主人と歩んできた人生。


でも、このまま田舎暮らしで終わりたくない、せめてまだ体が言うことを聞くうちに夢をかなえたい、心のそこからあふれ出てくるマグマのような情熱を抑えきれずに、体を壊してしまった主人を説得していざ町へ・・・・・・。


テレビでも、脱サラして農業に入った人たちの暮らし振りがよく放映されていますよね。


それだけ見たら、うらやましいかぎりです。


しかし、テレビで映し出されるのは農業のメリットだけ。


決して全てを語ってはいません。


農業時代に、ぜひ農業を教えてほしいという50代の男性が私たちの元へ飛び込んできたことがありました。


"この年までずっと家族と会社に尽くしてきたのです。


そろそろ好きな人生を歩ませてもらってもバチは当たらないだろうと思いまして、一大決心してやってきたのです。"

しかし、3日でやめようと思ったそうです。


彼は家庭菜園を自宅で細々とやっていたようで、鍬の使い方はまあまあ堂に入っていたのですが、家庭菜園の流れで農業をイメージするなら大きな間違いです。


採算をあわせるためにはかなりの面積を耕さなければなりません。


機械が入るのは、畑を起こすときだけ、後は手作業です。


たったり座ったりのくり返し。それが何時間も続きます。


水田でしたら、田植え機は確かに入りますが、それだって機械に座ってる状態が数時間以上。


さらに1袋15キロから20キロくらいの肥料袋をなん袋も担いで、畑にまきます。


水田は水を貼った時と張る前に何回か。


水を張った時点では両手で抱えながらの散布になります。


鍬で作業する時は常に中腰状態。


農薬をまく場合、明け方の3時~4時くらいにおきて、延々と散布しつづけます。


日差しの強い時間だと、すぐ蒸発してしまって、効果がすぐ薄れるからです。


収穫時期になれば、1コンテナ10キロ以上の収穫物をなん箱も倉庫へ運びます。


お米であっても、収穫後の水分調節してからの出荷になるので、はぜかけをしなければなりませんが、これもきっちりつめてはぜかけしないと、はぜ棒から落ちてしまうので、これがまたかなりの力仕事です。


刈り取った分はそのままに出来ないので、日によっては、夜間にライトをつけながらの作業になります。

秋の風物詩でよく見かけるはぜかけは、見た目には一見のどかですが、これほど農民を苦しめる地獄の作業はありません。


農業機械で全てやってくれる便利なものも確かにありますが、高級自動車が一つか二つ変えるくらいのぶっとび価格なのです。


細々とやっているような小規模農家では手が出ません。


実際ほとんどの農家が借金地獄で苦しんでいて、子供達は、親の全ての負債をも含めて相続することになります。

農作物は一個の値段が安いから、これだけ働いても、農民が手にする見返りはほんのわずか。


富良野の観光農場程度の面積があれば別ですが。


そして天候に左右される生活です。


作物をいい状態で育てるためには、天気予報と常ににらめっこしながら的確に作業時期を見極める必要があります。


予測を間違えると、後からとんでもない付けを負うことになります。


どうですか?あなたはこれでも農業で独立、生計を立てたいと思いますか?


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2008年9月10日|

カテゴリー:脱サラ独立